[3.5インチHDD変換マウンタ] 一部の大容量HDDで固定穴位置が合いません


最終更新日 2015年11月24日

対象製品
HDM-09、HDM-10、HDM-12A、HDM-21、HDM-23、HDM-32 (2015年2月中旬時点の現行品に限る)

概要

一部の3.5インチ大容量HDDは従来と側面・底面の穴位置が異なります。変換マウンタで4点固定できません。

  • Seagate製の3.5インチ6TB/8TB HDD (一部5TB含む) は従来と側面/底面ともに穴位置が異なります。変換マウンタで4点固定できません。2015年2月中旬時点の現行品で対応するのはHDM-31のみです。
  • HGST製の3.5インチ6TB/8TB HDDは従来と底面の穴位置が異なります。変換マウンタで4点固定できません。2015年2月中旬時点の現行品では対応しません。なお、側面は3点×2面の固定穴が採用されています。
  • Western Digital製の3.5インチHDDは情報が無いためわかりません。

詳細

対象HDDは他の一般的なHDDと異なり、側面/底面にある中央の固定穴を省略し、両端の固定穴を採用した仕様になっています。非対応のマウンタは側面/底面にある中央の固定穴を使用するように設計されているので、HDDの端にある2点でしか固定できません。

なお、対象HDDが採用している固定穴は “3.5 inch Form Factor Drive Dimensions” で規定されており、メーカー独自のものではありません。

対象HDDの固定穴

  • 側面: 中央は省略。HDD両端のみ。
  • 底面: 中央は省略。コネクタとは反対側の端に規定されている固定穴を採用。

対象HDD

参考情報です。内容の正確性を保証しません。また、HDD個別の対応・非対応についてのご質問はお答えいたしかねます。

対象HDD
シリーズ名 容量 型番 備考
Seagate Archive HDD 8TB ST8000AS0002 底面のみ確認。側面は未確認。同シリーズの5TB (ST5000AS0011、ST5000AS0001)、6TB (ST6000AS0002、ST6000AS0012)、8TB (ST8000AS0012)は未確認。
Seagate Enterprise NAS HDD 5TB ST5000VN0001、ST5000VN0011 Product Manual (100762258f.pdf、2015-05) で、ST5000VN0001も対象に変更されました。
Seagate Enterprise NAS HDD 6TB ST6000VN0001、ST6000VN0011
Seagate Enterprise NAS HDD 8TB ST8000VN0001、ST8000VN0011
Seagate Enterprise Capacity 3.5 HDD v4 Serial ATA 5TB ST5000NM0084
Seagate Enterprise Capacity 3.5 HDD v4 Serial ATA 6TB ST6000NM0004、ST6000NM0064、ST6000NM0094、ST6000NM0024、ST5000NM0084、ST6000NM0044
Seagate Enterprise Capacity 3.5 HDD v4 SAS 6TB ST6000NM0014、ST6000NM0074、ST6000NM0114、ST6000NM0034、ST6000NM0054、ST6000NM0104
HGST Ultrastar He6 (SATA) 6TB HUS726060ALA640、HUS726060ALA641 側面は3点×2面の固定穴
HGST Ultrastar He6 (SAS) 6TB HUS726060ALS640、HUS726060ALS641、HUS726060ALS644 側面は3点×2面の固定穴
HGST Ultrastar He8 (SATA) 6TB HUH728060ALE600/1/4、HUH728060ALN600/1/4 側面は3点×2面の固定穴
HGST Ultrastar He8 (SATA) 8TB HUH728080ALE600/1/4、HUH728080ALN600/1/4 側面は3点×2面の固定穴
HGST Ultrastar He8 (SAS) 6TB HUH728060AL5200/1/4/5、HUH728060AL4200/1/4/5 側面は3点×2面の固定穴
HGST Ultrastar He8 (SAS) 8TB HUH728080AL5200/1/4/5、HUH728080AL4200/1/4/5 側面は3点×2面の固定穴